マツダの復活戦略

マツダは、1996年深刻な経営不振に陥り、アメリカのフォード傘下で経営再建が行われた。2001年9月、主力工場の閉鎖、最後の工場長が井巻久一社長でした。
苦節3年、日本人として7年ぶりに社長に就任、自ら手で主力工場を再開しました。
閉鎖と言う悲しい出来事をひとつのチャンスにして二度とこんな思いをさせない。自分達の知恵をどんどん出して、よそがついて来れないようにな一歩一歩前へ行こうと。
今や3年連続で過去最高の営業利益更新中です。
マツダの復活戦略は、マツダらしさを突き詰めて行くことでした。幅広いジャンルの車を手がけていましたが、統一されたイメージが打ち出されず固定ファンを掴めなかった。
マツダの復活は、「スポーティーな車で固定ファンを作れ」、「加速感」がスポーティさのカギになる。そして、加速するときの音にもこだわった。エンジンの吹き上がり感、エンジンのマフラの微調整を行った。
マツダの車のイメージをはっきり出したことにより、年間の出荷台数が5年前の95万台から117万台に増えました。
我々のシェアから考えると10人中5人に認めてもらう必要はない、10人中1人、絶対マツダでないと嫌だという人がいれば成功になる。
また、企業立て直すとき、経営戦略を作業者が自分達のものとして主体的に動く、意識改革が進みました。工場では、お金が無いから作業者が知恵を使う、知恵だからマツダの設備投資は安上がり、コスト削減につながります。作業者の方も経営者なんです。
マツダは「スポーティー」というブランドを作って、顧客の層を決め、社員の意識改革が進んだことが復活に繋がったように思う。
(NHK経済羅針盤より)
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コメント

  1. りょー より:

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    ターゲットを絞った戦略は重要ですよね。
    「誰のための商品か」を明確にしないと
    お客様に伝わらないのは、言うまでもありません。
    そういった意味ではマツダの戦略は正解ですよね。

  2. ふくふく より:

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    おととい、行徳哲男の特別講演会に行ってきました。とってもいい話をいっぱい頂きました。その中でとても気になったことは、商品やお店に必要なものは「ときめき」です。「ときめき」があるから買ってくれるし、来てくれるそうです。
    「ときめき」ありますか。

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