イトーヨーカ堂の取り組み

NHK経済羅針盤(1月18日)から
イトーヨーカ堂の亀井淳社長がゲスト、全国180店舗、金沢にはありません。
「何をしたらお客さんに喜んでもらえるか、お客様の目線にたって、お客様がなにを望んでいるかをいつも考えています」とお客様の心に訴えかけることを考えて、いろいろなセールを打っています。
お客様が大入袋を貰って「ありがとうネ」と言ってくれるキャッシュバックセール、円高還元セール、そして不要品下取りセールも企画しました。不要品下取りセールは消費者の財布をゆるめてもらうセールです。
くつ、バック、衣類、コート、スーツを1点1000円で、条件は衣料品を5000円以上購入してもらうことです。一日150点で売上げは3割アップしたそうです。
何割引きと言う割引に慣れている消費者心理を、もったいないという心をうけとるという目線に変えた効果だと思います。同じ割引でも目線を変えるだけで効果違うんですね。
これからの消費者に求められることは、価格にとても敏感、安さの上に価値がないとだめ、食品や衣料のトレーサビリティ情報、新しいイベント、新しい商品、効果的な買い物に興味があるようです。
その他にスーパーをホームセンターに転換、従来は1階食料品、2階衣料品スタイルでしたが、2階をホームセンターに転換しました。
駅前にホームセンターあれば、郊外までいかなくていいと思う、お年寄りがたくさん来るようになりました。
「過去はどちらかというと売り手の論理、私どもが売りやすい方法で売っていれば良かった。でも今は、その地域がどういう業態業種、何を望んでいるかでお店づくりとするという考え方をしなければいけない」
不況の環境の中で、お店作りを消費者の目線で、変えて行く必要があると言う事例です。
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