日本一の儲かりファッションビルの戦略

がっちりマンデーは渋谷109のお話でした。
休日の来客数約3万5千人、年間売上283億円の日本一の儲かりファッションビルです。
1979年オープン、オープン当初はフツーの百貨店でしたが、大胆な戦略転換を行いました。
若い女の子をねらえ。17〜22歳位までの女の子に徹底的に絞って、他社がマネできない位に差別化していこうという方針で徹底的にやってきた結果でした。
ショップ店員をお客と同世代の女の子を起用、お店の大きさもどの店も売り場が狭い、平均的なお店坪数は15坪〜20坪です。小さな店がたくさんあって集積があった方が、全館としてもパワーを発揮します。
渋谷109でもっとも大事なのは、月坪売上です。同じ面積でどれだけ効率よく商品を売るかになります。
都内の一般的なデパートで月坪平均約40万、渋谷109月坪平均約125万です。月坪を300〜400万あげているテナントには店舗面積を拡大して、さらに売り上げを伸ばしてもらいます。
毎日他のライバル店の売上を全部メモ、全店舗の売り上げを公開することで、各テナントの競争意識を持たせる。
結局1年間で約半分のテナントがリニューアルオープンするという、とっても厳しい、実力主義の世界です。
新ブランド発掘にも力を入れています。どこかで売れた店を入れるのではなく、109から新たなブランドを育って、大きな会社になってもらいたい。そういうテナントを入れる事に徹底的にこだわっています。
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お知らせ:20日(金)19時武蔵ビジネスクラブ定例会、異業種交流会です。

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